コラム~恋愛依存症:Aさんの場合~

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心の奥深く、本当の気持に気付いたAさん。
「彼に愛されたい」
一時は別れる事も真剣に考えたけれど、やっぱり彼が好き。
だけどうまくいかない、彼の気持ちがわからなくて、彼が離れてしまいそうで不安になる。。

Aさんには何が足りないのでしょう?
Aさんはなぜ、こんなにも不安になってしまうのでしょう?
それは・・・

8.4回目カウンセリング ~自分のことは好きですか?~

カ 「自分のこと、好きですか?

私 「私は自分のことがあまり好きじゃありません。
小学生のころ、いじめられていた自分が嫌いだし、彼と結婚できない自分も、
自分に自信のない自分も、嫌いなんです。
もちろん、いいところもあると思います。
でも、嫌な部分を直さないと、好きにはなれません。
結婚できたら好きになれるかも。そう思っていたけど、今ではそれも遠い気がします。


カ 「だいぶ自信をなくしてしまったようですね。
では、隣の空いている席に、自信をなくしている女性がいると想像してください。その女性に優しい声をかけてもらえればと思います。


私 「うーん。自信が無いって気持ち、わかるよ。私も同じだから。辛いよね。

その時、突然、涙があふれてきました。拭いても拭いても止まらない涙。
今、とても辛くて、自信がなくて不安で仕方がない。そんな自分の姿に涙が止まりませんでした。
泣き止んで、落ち着いてみると、心が癒されていく。そんな気持ちがしました。

同時に、気付きがありました。うまく言い表せないけれど、自分を大切にするということがどういうことか、なんとなく感じられたと思います。
それまでの焦燥感が息を潜め、不思議なほど、落ち着いていました。

9.心が軽くなる

再び彼とのデートに出かけました。
今まであんなに結婚のことが引っかかっていて、楽しめなかったのに、なぜか今回は純粋にデートを楽しむことができました。

涙を流して以来、心がすっきりして、軽くなった気がします。
カウンセリングを始めたころから比べると、だいぶ心が軽くなったような、穏やかになったような、そんな気がします。
彼に「今日はいつもと違うね。最近、なんだかつまらなそうだったもん。」と言われました。いつの間にか、思いつめていたのです。
それからは、毎回デートを楽しむことにしました。すると、彼にも笑顔が戻ってきて、二人でいる時間が充実してきました。

でも、まだ、結婚の話が片付いたわけではありません。
もう深く悩んでいませんでしたが、報告もしたかったので、カウンセリングに行くことにしました。

10.5回目カウンセリング ~彼との関係を楽しみたい~

初回のカウンセリングの前までは『結婚をどうしようか』という話をしたかったのですが、今は、それよりも"彼との関係を楽しみたい"心の底からそう思えるようになっている自分がいました。

カ 「Aさんの笑顔が見れて、とても嬉しいです。今の自分をどう思いますか?

私 「前よりもずっと好きです。
何があるわけでもないけれど、充実感があります。最近、笑っていることが
増えた気がします。そんな自分が好きです。


カ 「自信がないって言っていましたが、今はどうですか?

私 「空気を読むのもほどほどにしようと思うようになりました。
それより、自分も気持ちに焦点を当てるようにしています。
そう思ったら、楽になれたのです。
他人の気持ちなんて、考えたって本当のところはわかりません。
そして、そんな私の気持ちが相手に伝わっていることに、気がついたのです。
まだまだ自信はないですけれど、少し自分の力でがんばってみたいと思います。

11.自分らしく

彼との結婚は、いつになるかわからないけど、私は変わることができました。

空気を読むのをやめて、自分の気持ちを大切にしてみたら、いろいろなことを楽しめるようになっていきました。
うじうじと悩む時間が少なくなっていきました。
そうしたら、彼が私のことを好きだって言ってくれるようになりました。誰に対しても優しくて、頑張り屋さんで、そんなところが好きだって言ってくれました。

結婚しなければ、と躍起になっていましたが、それをやめたら彼が戻ってきたような、そんな気がします。彼が戻ってきたのではなくて、自分の気持ちが戻ってきたのかもしれません。

これからは、"自分らしく生きていきたい"です。

あとがき、カウンセラーから

①初回カウンセリング Aさんはカウンセリングを受ける前から、恋愛依存症、共依存症、回避依存症などに、すでに気付いていました。
気付いてはいても、自分の今までのやり方や考え方を、簡単には変えることができずに悩んでいました。

一般的に、初回カウンセリングは、現状やこれまでの経過、ご自身の性格的な部分、生育暦について話していただいて終わってしまう場合がほとんどです。
Aさんは比較的早く克服をしていきましたが、それはAさんが初めから自分の症状(恋愛依存症、共依存症など)に気付いていたたからです。

②結婚の話を切り出す。彼の反応は。。。
③状況は変わらないまま。。。
初めてのカウンセリングでは、結婚の話し合いがほとんどしていないことに、気付いていきました。
気付くだけでは終わらず、実行にうつし、結婚の話ができるまでになりました。
しかし、それだけでは状況は変わらず、再びカウンセリングを受けることになります。

④二回目のカウンセリング ~自分の気持ちの大切さに気付く~
Aさんは人を思いやることができ、相手の気持ちを尊重することができる方です。けれど、自分の気持ちを大切にしたり、尊重することができていませんでした。

相手を大切にできるというAさんの良い部分はそのままにして、自分を尊重する方法を身につけていっていただくことが、目標の一つになりました。自分の気持ちを大切にすることで、結婚や彼の性格と向き合う方法を探っていきます。

⑪自分の気持ちを話す。でも、何かが違う。。。
友達に旅行の話をしたり、結婚の話ができるようになってきました。
しかし、今まで自分の気持ちを後回しにしてきていたので、自分も相手も尊重する、という方法は時間をかけて体得していくことになります。
自分の気持ちを尊重すれば、何でもうまくいく、というわけではありません。

⑫三回目のカウンセリング ~私にとって結婚とは~
Aさんは自分の考えと言うより、周りの考えに影響されて「結婚しなければいけない」と思い込んでいる節がありました。また、結婚することで自信がつくと思っているところがあります。自分の気持ちよりも、周りの気持ちを大切にしてしまうAさんの共依存的な部分や、人からの評価で自信を取り戻したいという考えがよくあらわれています。

うまくいかないとすぐに白黒思考(どちらか一つしか選択肢がないと思い込んでしまう)になってしまいます。なので、結婚するか、別れるか、といった極端な結論を出そうとしていました。

「結婚したら彼は変わる」というのは、自分に都合のいい将来像であり、現実にはどうなるかわかりません。

Aさんは自分で考え、答えを出せる人です。
カウンセラーはクライエントの心の鏡の役割をし、自分で自分の姿を見て、矛盾点や偏った考え方に気づいていくことを見守っていきます。

⑬彼に愛されたい!
自分の本心が「彼に愛されたい」ということだったと気づいていきます。

そのままの気持ちを彼にぶつけますが、彼にしてみれば、とても依存的で"重い"ということになります。彼には彼の人生があり、彼女の面倒をみるために恋愛をしているのではないのです。

⑭4回目カウンセリング ~自分のことは好きですか?~
「彼に愛されるためにはどうしたらいいか」という質問をもってやってきました。
これは、自分の気持ちを大切にしているようで、全くできていません。相手主体の考え方になっています。
そんな姿をみて、カウンセラーは「自分のことは好きですか?」と質問をしてみます。
さらに、空いている席に、仮の自分を座らせ、慰めてもらうことで、自分を大切にするコツをつかんでもらいます。

Aさんは自信のない仮の自分をみつめることで、何かに気付いたようです。

涙を流したカタルシス効果(浄化)もあり、冷静さを取りもどします。

⑮心が軽くなる
次のデートでは、何かをふっきったかのように、まっさらな気持ちで彼に会いにいきます。
彼にはそんなAさんの変化が、はっきりとわかったようです。変化した彼女を受け入れます。

⑯5回目カウンセリング ~彼との関係を楽しみたい~
Aさんは、自分の気持ちも、相手の気持ちも大切にできるようになってきました。

ところで、彼には回避依存症の傾向が見られます。束縛を嫌ったり、何かから逃げるかのように、仕事を変えると言い出したり、「嫌い」という言葉を口にして壁を作ったり。
しかし、カウンセリングではその場にいない彼に焦点を当てるのではなく、クライエントであるAさんに焦点を当てていきます。

Aさんが変わったことにより、結果として彼の態度も変わりました。これは大きな副産物ですが、総じてこのようなことがよく起こります。

⑰自分らしく
Aさんは、自分を大切にするコツを学びました。
自分の気持ちを抑えるのではなく、自分も相手も尊重するコミュニケーションをとることで、共依存症や恋愛依存症から克服していきました。

自分らしく生きたいというAさんは、自信に溢れ、幸せそうな笑顔を見せてくれました。

次はあなた!

このストーリーはAさんのストーリーです。もし同じような悩みを抱えていたとしても、この通りに行くとは限りません。
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