コラム~恋愛依存症:Aさんの場合~

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  4. 30歳、女性。彼と結婚したいけど、我慢ばかりで本心を言えなくて...(3)

2回目のカウンセリングでは「他人の気持ちばかり考え、自分の気持ちをないがしろにしている」ということに気付いたAさん。
自分の気持ち、それは「彼と結婚したい」ということ。
けれど冷たい彼の反応に、言いようのない不安感に包まれる。自分の気持ちを押し付けるのは違う、けれど待ってるだけというのも違う・・・どうしたらいいのかわからなくなったAさんは、三度カウンセリングへ。

6.三回目のカウンセリング ~私にとって結婚とは~

彼と結婚したいけれど、結局、何も変わっておらず、「別れた方がいいのか、どうしていいかわからなくなってしまった」と、話しました。

カ 「Aさんにとって、結婚ってどんなものですか?

私 「結婚はしていなければ社会から認められないし、親も結婚を願っているし、だから早く結婚がしたいと思っています。でも、結婚の話をすると彼は遠くに行ってしまうようで、怖くなってきました。

カ 「"恋愛依存症"に当てはまると思ってカウンセリングを受けにきてくれたと思いますが、どういうところが当てはまっていたのですか?

私 「私は"共依存症"だと思っていました。
私は自分に自信がなくて、彼がいるとか、愛されているとか、そういうことで自信をつけているような気がしました。彼が私から逃げてしまうのではないか、そういう不安がいつもあります。 今も恋愛依存症のサイクルにはまっていると、その時気がつきました。


カ 「恋愛依存症の中でも、A子さんは共依存症であると気付いているのですね。
では、共依存症だと思った部分を教えてください。」


私 「他人の面倒を見たいというか、彼のそばにいたいし、何か助けてあげたいと思っています。あと、自分に自信がないんです。

子供のころから自分に自信がもてませんでした。
小学校のとき、いじめられた経験があって、周りから「威張っている」
「自分の意見ばかり通してずるい」って言われたんです。
しばらくして、いじめはなくなったのですけど、それからは、自分のことよりも、
周りの空気を読んで、それに合わせるようになりました。

母も空気を読むというか、相手の気持ちを察して、行動するのがうまい人なんです。周りに友達が多いのを見て、私もそれを真似ていた気がします。
よく「友達に優しくしなさい」って言われました。
母を人間関係のお手本にしていたと思います。

自分の意見を通すより、周りの意見に合わせるようになったのです。
この間、自分の気持ちを大切にするって言っていましたが、それをしたらまた
人間関係が崩れるのではないかという心配があります。


カ 「旅行の話を友達にしたときは、距離が近くなったように感じたと話していましたが、どうでしょう?

私 「確かに、この間友達に気持ちを話したのはよかったです。
でも、他の人はどうでしょうか。
特に彼は結婚の話をすると、離れていってしまいそうです。
彼が言い出してくれたらいいのですが。
やっぱり私が話をしなかったら、ずっとこのままですよね。

・・・でも、、、もし結婚したとして、これから先も、同じかもしれませんね。
いつも彼に嫌われないようにびくびくしていて。
結婚したら、子供ができたら、彼も変わると信じるしかないですね。


カ 「結婚したら、子供ができたら、彼はどんな風に変わりそうですか?

私 「彼も家庭を大切にするだろうし、子供はかわいいだろうし、私の言うことを
聞いてくれるようになると思います。


カ 「確かに、結婚したら生活が変わり、彼も変わるかもしれませんね。
Aさんが望むように変わってくれるといいですね。


ん?

変わるかもしれませんね。
Aさんが望むように変わってくれるといいですね。

・・・彼は結婚したら変わるかもしれないけれど、私が望むように変わるとは限りません。
当たり前のことだけれど、気づいていませんでした。

もしかしたら、彼は今まで以上に仕事に没頭するかもしれない。
もしかしたら、彼の嫌な部分が見えるのかもしれない。
もしかしたら、彼が浮気をししたりするかもしれない。
もしかしたら、彼はもっともっと優しくなって、家庭を大切にするかもしれない。
もしかしたら、子供をかわいがって、明るい家庭になるかもしれない。


彼の性格から、どんな風に変わるだろう。それは、誰にもわかりません。
では、何を信じてすすめばいいのだろう。

"自分の気持ちを大切にする"って言われたけれど、この場合、私の気持ちってなんだろう。

"彼に愛されたい!"

それが私の気持ちでした。

次のデートで「私のこと、好き?」と聞いてみました。
すると、とても嫌な顔をされて「そーゆーこという女って、嫌い」と言われてしまいました。
すごくショックで、冗談だよ、とごまかしました。
やっぱり自分の気持ちを言うと、悪いことが起こる、そんな気がしました。
彼に嫌な顔をされたことで不安になり、藁をもつかむ思いでカウンセリングの予約をしました。

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