2.恋愛依存症2つのタイプ
『共依存症』と『回避依存症』
『共依存症』・・・自分のことより他人の問題や世話に夢中になってしまう人。
『回避依存症』・・親密な関係を避ける人、幸せになるのが怖い人。
この2つのタイプ正反対のタイプのように見えますが、 「鍵と鍵穴」であるかのように、お互いに強く惹かれあいます。
『共依存症』の特徴
必要とされることを必要とする
「他人が自分を必要とする=自分は生きている価値がある」という式が根底にあり、自分の存在価値はあくまで他人次第である
救済者になりたがる
「救済者になる=相手にとって自分は必要不可欠な存在になる」という式が根底にあり、アルコール依存症、仕事や金銭面でうまくいっていない人、性格面や情緒面に問題がある人など「救いがい」のある人を選ぶ。
しかし救えなかった場合(アドバイスを無視された、感謝されなかった)激しく落ちこんだり、罪悪感、自己嫌悪、相手への怒りなど の感情が襲ってきます。
相手をほおっておけない
常に自分を後回しにする
「自分の幸せよりも相手の幸せ」がモットー。
相手が幸せになって、初めて自分も幸せになる権利を得られる
現実をみつめることができない
認知の歪みから、現実を都合よく捻じ曲げてしまう
『回避依存症』の特徴(4つのタイプ)
独裁者タイプ
「正しいのは自分、間違っているのはお前」自分が上、相手が下になって、常に相手をコントロールしようとする「身体的暴力」や「精神的暴力」などの方法で権力を握ろうとしたりする
搾取者タイプ
「本当にオレを愛しているのなら~」「一体私はどうすればいいの?」など一見自分の不幸を嘆いているようで、実は無言の圧力で自分の要求を通そうとする
ナルシストタイプ
「自分は特別な存在である」との感覚ばかりが先にきて、「他者も特別な存在である」ことが認められない。
相手は自分のシナリオ通りに動くコマにすぎず、自分の引き立て役にさせる
脱走者タイプ
相手の求愛や要求を前にすると怖気づいてしまい逃げ出したくなる
「自由でいなくてはならない、束縛されたら終わりだ」との強迫観念にとらわれる
共依存症と回避依存症は正反対のタイプです。
しかし、ある特定の相手に対しては共依存症の特徴を、また別の人には回避依存症の特徴をあらわすことがあります。
恋愛サイクル
共依存症者と回避依存症者は、次のような恋愛サイクルを繰り返します。
共依存症:Aさん 回避依存症:Bさん の場合から、恋愛サイクルの中で、どのような感情を体験するのかを見てみましょう。
1.お互いのパワーに魅かれる
| Aさん | 「なんてステキな人!」 「私を守ってくれる人、私をわかってくれる人」 |
| Bさん | 「私が守ってあげなければ!この人は、私なしには生きていけないんじゃないかナ」 |
| 共依存症 | 回避依存症者のパワーと美辞麗句に強く魅かれる |
| 回避依存症 | 共依存症者の窮状と弱さに魅かれる |
2.お互いを引き寄せあう
| Aさん | 「やっと私を見つけてくれた!」 もう一人じゃない、この人しかいない |
| Bさん | 「あなたには"私しかいない"ということを、わかって!」 私のスゴイところをわかってくれる人は、この人だけだ |
| 共依存症 | 幻想を呼び起こされ、高揚感を味わう (私だけの王子様!赤い糸で結ばれている!) 苦痛(孤独、不安、空虚感等)からの開放感を味わう |
| 回避依存症 | 誘惑して共依存症者と関係をもつ 敬い慕われることで高揚感を覚える |
3.感情的に追い詰められてくる
| Aさん | 「私のことを好きなら、これくらいできるでしょ? これだけはわかって!」 「嫌われた?嫌われたくない!嫌いにならないで」 |
| Bさん | 「どうしてこんなに要求が多いんだろう」 「何をしても満たしてあげられない」 「束縛されているようで、息苦しい」 |
| 共依存症 | 要求が強くなり、見捨てられそうな現実を否認する 不適切、不健康な環境に異常に耐えられるようになる(明確なサインを無視) 自己管理能力が低下する、無感情になる 身動きの取れない感覚(関係を修復することも、逃げることもできない) |
| 回避依存症 | 相手の窮状に追い詰められ、支配される感覚をもつ |
4.見捨て、見捨てられる
| Aさん | 「こんなにしているのに、どうして私を見てくれないの?」 「また孤独になるのが怖い、見捨てないで!」 |
| Bさん | 「なんとかして、この関係から逃れられないか」 「他の事をしているほうが、よっぽど楽しい」 |
| 共依存症 | 否認が崩れ、相手に見捨てられたという認識が高まる 禁断症状(孤独、不安、嫉妬、恐怖、空虚感等)を示す 相手を取り戻す、または復習する妄想を抱く 妄想した計画を脅迫的に実行に移す |
| 回避依存症 | 追い詰められる恐怖を緩和するためにアディクション(依存)「仕事、アルコール、スポーツ等」に頼り、関係を見捨てる |
5.繰り返す
| Aさん | 「この人とちゃんとやり直したい」 「もう同じ間違えは犯さないぞ」「嫌われないようにしよう」< |
| Bさん | 「やっぱりこの人しかいない」「悪いことしたかな」 「これからは、もう少し話をきいてあげよう」 |
| 共依存症 | 回避依存症者が戻ってくると、また同じサイクルを繰り返す |
| 回避依存症 | 追い詰められる恐怖を緩和するためにアディクション(依存)「仕事、アルコール、スポーツ等」に頼り、関係を見捨てる |




















